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ストップ ザ・二次う蝕

2022年7月4日

治療ずみの歯がまた虫歯になってしまったという経験はありませんか。詰め物や被せもののある歯が再び虫歯になることを「二次う蝕」といいます。こうした治療の繰り返しから抜け出すために何が必要か原因と予防について学びましょう。

詰め物や被せものなどの下や周囲にふたたび虫歯ができるためせっかくしてある治療がだめになってしまったり気がついた時にはひどく広がっていて抜歯が必要になってしまうこともあるやっかいな虫歯です。歯がしみたり痛んだりして気がつき来院なさる方もいますが、修復物の影に隠れて進行するため、患者さんご自身ではなかなか発見しにくいのが特徴です。見えにくく初期症状が知覚過敏に似ているのでつい我慢してしまいがちなのも発見が遅れる原因です。二次う蝕はふつうの虫歯と同様、細菌が食べかすを食べて放出した酸によって歯の表面のカルシウムが溶けることで起こります。唾液の機能によって酸が中和され唾液の中のカルシウムが十分に歯に取り込まれると歯は自然に修復されるのですが、細菌と酸が多くて唾液の修復作用では追いつかなくなると、脱灰が進んでしまうのです。詰め物やかぶせものをしてある歯は、すでに多くのエナメル質や象牙質を失っています。その失った部分のかわりを詰め物や被せものがしているのです。修復物と歯質には素材の性質に違いがあり、強い力が加わると歯はたわみますが、メタル素材は歯のようにたわみません。こうした素材の違いが。継ぎ目に小さな隙間が出来てしまいます。そして、この隙間から細菌や酸は入り込みます。細菌も酸も隙間の大きさに比べると格段に小さいですから、軽々と通り抜けているのです。お口の中が汚れていると細菌と酸は多く、二次う蝕のリスクは高くなります。逆にお口の中が清潔に保たれていると細菌も少ないため唾液の力にも期待できリスクは低くなります。同じ治療を受けてもお口の中の環境が良好なかたとそうでないかた、またメインテナンスを受けているかたとそうでないかたを比べると、治療の耐久性がまったく違うことが明らかになっています。また、治療が長持ちすると再治療を繰り返さずにすみ、結果的に歯を失うことも減るはずなのです。

二次う蝕はバイオフィルムを除去してリスクを減らすことで予防することが出来ます。そのうえバイオフィルムの除去は同時に歯周病予防でもあるのです。しかし、それには、患者さん自身に、根本的に歯の健康についての意識改革をしていただかなくてはなりません。歯科医院について「痛くなってから行くところ」から「痛くならないために行くところだ」とぜひ考え方を変えてください。バイオフィルムを、歯科衛生士のプロの技術で定期的にしっかりと破壊しそしてきれいになったお口をこんどは患者さん自身のケアで数か月後のメインテナンスまで無理なく続けましょう。

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奈良県葛城市 いまもと歯科クリニック
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written by 今本 裕紀

新庄小学校卒業 四天王寺中学高校卒業 大阪大学歯学部卒業 地元である奈良県葛城市に 医)侑芽会 いまもと歯科クリニック開業 「心からの笑顔を」をテーマに、皆様に愛される歯科医院を目指します。 日本歯周病学会歯周病認定医 日本インプラント学会所属 日本顕微鏡学会所属

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