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になる歯の色を綺麗に!ホワイトニングについて

2022年11月16日 更新

 

 

歯の色が濃い、くすんでいて気になるなど、見た目に関する口元の悩みはありませんか?「歯を白くしたい」と一言で言っても、その方法は患者様の歯の状態によって様々です。しかし、誰もが望んでいることは、「歯に優しい方法がいい。」ということだと思います。そこで、今回は、自分の歯の色(天然歯)を改善する方法として、歯を削るなどの処置が必要のない、ホワイトニングについてお話します。

まず、ホワイトニングの仕組みについてご説明します。ホワイトニングとは、歯を、歯の外側から白くする方法です。歯を傷める心配がないのが特徴で、ホワイトニング剤を歯に塗ることで、薬剤が浸透して、エナメル質や象牙質の表面を漂白します。ホワイトニングで色が変わるのは天然歯ですので、かぶせ物などの色は変化しません。かぶせ物の色も変えたい!という場合であれば、その前処置としてホワイトニングをし、色が改善した自分の歯に合わせてかぶせ物を変えることもひとつの方法です。

ホワイトニングには2種類の方法があります。一つは、ホワイトニングの全工程を歯科医院で行うオフィスホワイトニング。もう一つは、ホワイトニング用の薬剤と歯に装着するトレーを自宅に持ち帰り、トレーにホワイトニングの薬剤を塗って装着するホームホワイトニングがあります。

2種類のホワイトニングには、それぞれメリットとデメリットがあります。オフィスホワイトニングは、効果を即日実感でき、美容院感覚で楽であるというメリットがあります。しかし、ホームホワイトニングに比べると、後戻りが早いことがデメリットとして挙げられます。ホームホワイトニングは、自分で自宅でする必要があるので、オフィスホワイトニングにくらべると手間がかかります。また、継続的にすることで効果がゆっくりでてくるので、自分の意志の力がひつようになります。しかし、オフィスホワイトニングに比べると後戻りがしにくく、好きな時に自分でできるメリットがあります。当院では、ホームホワイトニングを行っております。

2種類のホワイトニングには、それぞれのよさがあります。自分の好みや生活に合わせて選択し、歯の負担が少ない安心な方法できれいにしてみませんか?

 

 

 

よく噛めるお口で目指せアクティブ

2022年11月09日 更新

 

からだにいい食生活を送るために、飲み物や食べ物たサプリメントに気を配っているかたは多いととおもいます。ところでそういった物をよく噛んで食べる為に重要なお「お口の健康」に気を配っていますか?将来やってくるシニアライフを元気に楽しむためのアドバイスを今回はお伝えします。

歯が悪いと噛めないものが増えますよね。では、噛めないとどんな栄養が不足しやすいでしょうか。歯が悪くなると、全体的に食が細くなってしまったり、柔らかいものを好んで食べるようになります。すると、食事全体を占めるものがうどんやおかゆといった麺類、ご飯類の比重がふえるのです。また、手軽に満足感を得られるお菓子や間食も増える傾向が見られます。その結果、糖質過多になりやすく血糖値のコントロールが難しくなります。また、根菜類などはごくやわらかく調理しないと食べにくいため、市販のお弁当に入っているような根菜類に苦手意識をもつかたも増えています。食物繊維が不足すると便秘などの原因になります。そして深刻なのが、タンパク質不足です。肉を嚙み切ることが難しくなると自然と箸がむかなくなり、知らず知らずのうちにタンパク質が不足していきます。本当は肉好きなかたも「歳のせいで好みがかわった」などと自分を納得させて気付かないうちに習慣化してしまうケースも見られます。もともと高齢になるとタンパク質のからだへの吸収率が落ちますが、そのうえタンパク質の摂取量自体が減ってしまうと、深刻なタンパク質不足になり、筋肉量が減って、体力や免疫力の低下などにつながっていきます。噛めない人が陥りやすい栄養の偏り。栄養摂取には実は歯の健康がとても大切なのです。歯を失いはじめる働き盛りの年代は、日々の忙しさに、歯科治療をとりあえず応急処置ですませがちです。しかし、歯を失いはじめた頃に、歯を悪くした根本的な原因を突き止めて、歯の喪失を食い止めておかないと60代、70代と次々に同じようなトラブルがほかの歯にも起きて、ドミノ式に歯を失っていきます。たとえば、抜歯後にとりあえず入れ歯をつくっても、その入れ歯をつかっていないと周りの歯が空いたスペースに倒れ、ますます噛みにくくなってしまいます。噛みにくさが気になっているならばぜひ早期に歯科医院で改善策について相談してみてください。

ではつぎに、噛めないまま入れ歯を使わずにいると将来どんなことが起きやすいかについてお話します。65際以上の方を対象にした調査では、「歯がなく入れ歯もつかっていない状態で生活をするかた」と「歯がなく入れ歯を使用している状態で生活をしているかた」とを比べると義歯を使用せずに生活していたかたの方が認知症の発症割合が高いことが分かっています。じつは噛むということは認知機能と密接なつながりあり、噛むことによって脳の血流が増え、認知機能が活性化されるのです。つまり、歯がない方でも義歯をつかってある程度噛めるとうことで低栄養の予防はもちろん認知症の予防にもたいへん重要です。入れ歯のほか、インプラント治療も視野にいれるなど、ご自身に合う治療の選択肢を検討して、よく噛めるお口でシニアライフを楽しみましょう。

アスリートの歯を守りたい

2022年11月02日 更新

部活やスポーツジムに所属して頑張っている、ランニングやジムのトレーニングに励んでいるなどさまざまなスポーツを楽しんでいる方多いですよね。ところでこうしたアスリートのお口は虫歯や歯周病になりやすいってご存じですか?じつはこれには、アスリートならではの理由があるのです。体のコンディションには日ごろから気を使っていても歯の事は後回しにしているかたは、ぜひ歯の健康にも目を向けてください。

アスリートは虫歯リスクが大いにあります。なぜなら、トレーニング中の口呼吸で唾液が乾く、汗をたくさんかいて唾液の分泌が減ると、唾液が歯を修復する再石化作用が十分に働きません。それに練習中に飲んでいるスポーツドリンクの酸が歯を溶かしてしまう、疲れと空腹で糖分を取りがちに間食が1日3回以上になると虫歯リスクが上昇、練習で疲れてヘトヘトになると就寝前の歯磨きがおろそかになりやすい、練習で忙しくなるとオフの日は休養が優先になり歯科にかかるのが後回しになりがち。そのため、アスリートのお口は虫歯予防に不利な条件下にあるのです。それと歯ぐきも腫れやすいです。厳しいトレーニングを積んでいるからだは、感染症にかかりやすいという面もあるのです。トレーニングによって体力が奪われ細菌への抵抗力が落ちやすく、歯ぐきの腫れが起きやすいです。

スポーツが歯の健康に与えるリスクは一握りのトップ選手だけでなく学校の部活やスポーツクラブで練習励んでいるお子様、日常的にランニングやジムでのトレーニングされている方にっとても無縁ではありません。虫歯や歯周病は日々の積み重ねによってできるもの。ある日突然歯に穴が開くわけではありません。すこやかなからだの源はお口から摂取するエネルギーであること。そのためにはお口の健康は必須条件。運動能力を最大限に発揮するには歯の健康が欠かせないことです。お口の健康を守るためまず「歯」を知りましょう。

抜歯の前、抜歯の後コンプリートガイド

2022年09月19日 更新

現在の歯医者さんは、よほどの理由がなければ歯を抜きません。歯を救う方法はないかと検討したり、治療をしてみたりして、それでもやはり「炎症が止まらない」「周りの健康な歯まで悪くしてしまう」という場合に歯を抜いています。たとえば手遅れになったむし歯や歯周病。歯が割れてしまったとか、矯正治療で歯が並びきらないとき、また、隣の歯を傷めている親知らずなど、抜歯には明確な理由があります。とはいえ、いくら理由があるといっても、患者さんにとって抜歯はつらい選択。頭で理解はしていても、心は不安でいっぱいというかたもおられるでしょう。それだけに、私たちがなぜ抜歯が必要なのかをきちんと説明し、抜歯の前後をしっかりサポートして、多少でも緊張をやわらげることが大切だと思っています。トラブルの火種を取り除き、健やかで、おいしく食べられるお口を取り戻しましょう。

 

抜歯が必要な時は、以下の理由などが挙げられます。

 

  • むし歯や歯周病で、治療するには手遅れ

歯の中に溜まった膿が周りの骨にも及び、根っこを掃除したり手術しても救えない重篤なむし歯。歯を支える骨が修復不可能なほど壊れている、重篤な歯周病になった歯。

  • 隣の歯や周りの骨に悪影響がある

その歯を残すと、周りの歯や骨に悪影響があるとき。横向きに隣の歯を押す親知らずや、大きく縦に割れた歯などは、そのままにしておくと被害が周囲に拡大してしまいます。

  • 炎症の根本原因を除去するために

むし歯や歯周病の炎症が原因で、口やあごの骨、さらには全身に影響がおよぶとき。治療しても繰り返し腫れる場合などに、炎症の原因を取り去るための最終手段として行います。

  • 矯正や入れ歯などの治療のために

矯正、入れ歯やかぶせ物、インプラントなど、ご希望の治療の結果がより安定し、よい状態が長くもつように戦略的に行います。慎重に治療計画を検討したうえで選択します。

  • 粘膜を傷つけないために

噛んで食べようとすると粘膜に当たり痛くて噛めないようなときや、粘膜にできた悪性腫瘍とこすれて刺激してしまうような場合、抜歯して怪我や刺激の繰り返しを防止します。

 

抜歯前には、血液をサラサラにする薬や骨粗しょう症の薬を飲んでいないか、歯科から処方された抗生剤をきちんと飲んでいるか、当日発熱や二日酔いにはなってないかを確認しましょう。抜歯後には、麻酔が切れる前に鎮痛剤を飲み、運動・入浴・飲酒は控えましょう。そして強いうがいや、患部の冷やしすぎも控えましょう。

顎関節症を治したい

2022年09月12日 更新

顎関節症とは、顎関節やその周りにある筋肉が口を動かすと痛む、関節音がする、口があかない、動かしにくいといった病気をいいます。

顎関節症になったというと、「これはたいへんなことになった」深刻に受け止める方が多いかもしれません。しかし、肩こりや頭痛などのいわゆる体調不良と関連付けられがちですが、こうした症例と顎関節症の直接の因果関係は証明されていないからです。

顎関節症の病因については「かみ合わせが原因」と以前は言われていました。しかし現在では顎関節症の研究が進み、原因はかみ合わせだけでなくほかにもたくさんあること。そしてほかの原因を減らさずにかみあわせだけなおしても、必ずしも症状は改善しないことが明らかになっています。顎関節症の病因として考えられているものには、患者さん自身のあごの弱さから、打撲や外傷、肉離れや捻挫のほか、ストレスや食いしばり歯ぎしり、日常のクセ、仕事などがあり、これらは非常に多岐にわたります。「かみ合わせの不良」もこの中に含まれていますが、あくまでさまざまある中の一つでしかありません。顎関節症を発症するか否かは多因子の総量が、患者さんの耐性を超えてしまっているかにかかってきます。つまり顎関節症の治療で一番重要なのは、患者さんに負担を与えている病因を一つずつ減らしていくことです。なのでまず、問診とあごや口の中の診察、レントゲン検査を行い、顎関節症の診断をおこないます。また、急性期には安静を心がけ、慢性期には、積極的にあごのストレッチをして顎関節や筋肉の血流をアップさせ代謝を促して症状の改善を図ります。

顎関節症の治療はたとえてみればリハビリに近いのかもしれません。あくまでも治療の主体は患者さん。歯科医師ではありません。この治療のメリットは患者さんが自ら体験しながら改善のコツを学んでいける点にあります。つらい痛みが起き、それがセルフケアで消えていく過程を一度経験すると、再発しそうになった時にもストレッチをしたり、上下の歯が当たっていないか確認したりと自分のコンディションを整えてコントロールすることができるようになるからです。顎関節症への正しい対処法を知り、顎関節症をこじらせずに治していきましょう。

歯科からはじめる認知症予防

2022年09月12日 更新

「歯周病と認知症が関係している」だなんて意外に感じるでしょうか。歯周病にもっとも関係する菌ふぁPg菌です。近年の研究で「Pg菌が起こす炎症によって、アルツハイマー型認知症の原因物質が体内に増えること」そして「Pg菌が老人斑アミロイドBを脳内へと誘導していること」が明らかになりました。ではなぜ歯周病菌が脳の病気と関係があるのだろうと疑問に思うかたがいるかもしれません。でも、「歯周病ってどんな病気かな」と思いだしていただければ納得できると思います。歯周病は、歯周病菌が引き起こす感染症です。歯の隙間や歯周ポケットのプラ-ク(よごれ)に棲む歯周病菌が、歯茎に炎症を引き起こすことはよく知られていますよね。それでは、歯周病菌がなぜ歯の周りだけでなく、脳の病気の原因になるかというころをお話します。歯周病菌は歯周病の炎症でできた歯茎の粘膜に破れ目を入り口にして、血流に乗り、歯茎の内部はもちろん、からだにも自由に入り込んでいるのです。長い間歯周ポケットのなかに溜まったプラ-クや歯石を掃除しないと、歯周病にとって居心地のよい住処になってしまいます。なかでもアルツハイマー型認知症の原因物質の増加に関与するPg菌は、腫れた歯茎からの浸出液や血液が大好物。放っておくと、まるでPg菌にエサを与えて培養しているような状態になります。Pg菌は歯茎にたくさん入り込むと、免疫細胞は必死になって戦いますが、多勢に無勢で取り逃してしまします。逃げおおせた歯周病菌は体内を巡るうえ、この必死に戦う免疫細胞たちの過剰反応が、アルツハイマー型認知症の原因物質(Pg菌が老人斑アミロイドB)を増加させる事態になるのです。

まとめると、1.歯石プラ-クを住処としたPg菌が粘膜の破れ目から体内に侵入2.Pg菌と免疫細胞の戦いによって副産物アミロイドBが増加3.Pg菌とアミロイドBが血流にのって移動4.脳の血管に到達5.Pg菌の誘導にとって血液脳関門を突破したアミロイドBが脳内に蓄積し認知症の原因になります。

歯周病とアルツハイマー型認知症のつながりを理解していただけたと思います。しかし、歯周病痛みの出にくい病気です。歯磨きしたときに血がついてもほとんどの場合は痛みを伴いませんのでついつい放置してします人が多いようです。お口の慢性炎症を防いで認知症を減らすことができれば健康長寿でいることができるのではないでしょうか。歯周病をしっかり治すため、健康に長生きするために歯科医院に定期的に通いましょう。

初期虫歯の予防のポイント

2022年09月05日 更新

フッ素が入っている歯磨き粉を使っているのに初期虫歯になっていますと言われたことはありませんか?実はフッ素配合の歯磨き粉を使っていても使い方次第では効果が半減しています。また、歯磨きの仕方や食生活に虫歯になりやすい要因があるのかもしれません。今回は初期虫歯も含め虫歯予防のポイントを復習していきましょう!

 

①歯磨きちゃんとしていますか?

毎日のお仕事、試験勉強などで疲れてバタンキューで寝てしまうこともありますよね。また、お酒を飲んだ後に酔っ払ったまま寝たりして歯磨きをせずに寝てしまったなんて日はないですか?就寝前の歯磨きの統計を取ると20〜30代ではなんと2割近くが週に1、2回しないで寝てしまっているとの結果がでました。夕食後歯磨きせずに寝てしまうことは細菌たちがオールナイトで飲み食いパーティーしている状況をつくりだしています。また、歯磨きは虫歯菌になる汚れを落とすだけではなくフッ素を供給する機械にもなってます。朝と寝る前の1日2回は必ずしましょう。また、歯磨きの仕方は力強く磨いてしまい歯を傷つけている場合もあります。歯の磨き方はプロの衛生士さんに確認してもらいましょう!

 

②ちびちび飲み、ちびちび食べしていませんか?

ちびちび飲み食べはお口の中に長時間ひっきりなしに甘いものが存在することになるので良くありません。虫歯には甘い食べ物の量より時間や頻度が影響します。

 

③すすぐ回数多くなっていませんか?

フッ素剤配合の歯磨き剤を使う際に大切なポイントは「すすぎは少なくする」ことです。すすぎをしすぎるとせっかくのフッ素がお口の中に流れていってしまいます。歯磨きの後はよくすすぐと習ってきた40代以降の方ほどすすぐ回数が多いようです。また歯磨き剤は、高濃度フッ素(145ppm)を配合したものを使いましょう。

 

④メンテナンス

このように予防をしっかりしていてると思っていても虫歯の初めをチェックできるのは歯科医院でしかできません。もし初期虫歯が見つかったら、穴の空いた虫歯にならないようにケアを一緒に頑張りましょう!

歯が痛い時だけじゃない!歯医者に通う大切さ

2022年09月05日 更新

超高齢社会の日本では、健康に長生きするためのカギとして、お口の健康が注目されています。なぜむし歯がないの歯医者に行くべきなのか?お口の健康の大切さ、通うべき5つの理由をお話しします。

 

1歯周病の治療が糖尿病の改善に役立つ

歯周病と糖尿病は一見似ている所がないように思いますが、「炎症を起こす」という点で共通している互いに関連性が強い病気です。ヒトの膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるためのホルモンが十分に働かなくなり、血液中を流れるぶどう糖を体内に取り込めなくなると高血糖になります。インスリンが働かなくなるケースは、インスリンの分泌自体が減っている、またはインスリンの効きが悪くなる2つですが、インスリンの効きが悪くする原因が、体の中で起こる炎症です。脂肪をため込んだ内臓脂肪は、免疫細胞を刺激して体に炎症を起こします。その時生まれる炎症物質が血流にのって体内に広がり、インスリンの邪魔をします。歯周病も口に腫れや痛みなどの炎症を起こし、その結果生じた炎症物質が同じように血流にのって体内に広がり、インスリンの邪魔をするのです。つまり、歯周病になることで、糖尿病を悪化させてしまいます。逆に言うと、歯周病を治療することで、口からの炎症が抑えられ、糖尿病にも良い影響を与えることができるということです。

 

2歯周病が認知症の進行に関与?

歯周病菌のなかに、Pg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス)と呼ばれる菌がいます。歯周病が進行し、ひどい炎症を起こした歯ぐきは床ずれのようにグズグズになっており、その傷口からPg菌を含む菌が体内に入ります。Pg菌が体内に入るとどうなるのか、近年、Pg菌が脳に行ってしまうと、たんぱく質分解酵素で神経細胞を変性させ、アルツハイマー型認知症を進行させている可能性があることが分かりました。加齢に伴い歯周組織や免疫が弱まると、歯周病になりやすくなります、だからこそ元気なうちから歯周病を予防すること、なってしまったら歯医者の力を借りて悪化させないように管理していくことが大切です。

 

3きれいなお口は感染症予防の基本

誤嚥性肺炎は、唾液や飲食物に含まれる細菌が誤って肺に入り込み、そこで繁殖して肺炎を起こします。のどまわりの筋肉が衰えた高齢の方がかかることが多い病気です。誤嚥性肺炎の予防には、専門家による口腔ケアが有効であることが複数の研究からあきらかになっています。お口の中、つまり唾液に含まれる細菌が減ることで、誤嚥が起こっても肺炎につながる危険性が減ります。予防には、歯医者で定期的にお口をクリーニングすること、セルフケアの指導を受けてご自身の歯みがきをレベルアップすることが必要です。

4歯を失うほど寝たきりになりやすい

福岡県のある町の住民を対象とした研究で、要介護状態の高齢者とそうでない高齢者各62人に対し、要介護状態になった原因疾患、治療歴、生活習慣、要介護機関、そして残っている歯の本数について聞き取り調査を行ったところ、結果は、「歯が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になる」というものでした。歯を残すために大切なのは、日頃からの丁寧なセルフケアと、歯医者に定期的に通うことです。

 

5予防の仕方を教えてもらえる

野球やゴルフのスイングのように、歯みがきにも一人ひとりに合った適切なフォームがあります。歯医者でお口を見てもらって、歯みがきの指導を受けましょう。また、一回きりではなく、定期的にフォームが崩れていないか見守ってもらうのも大切です。

 

このように、歯医者に通う理由は、むし歯を治すだけでなく、たくさんの大切な理由があります。定期的に通って、自分の体を守っていきましょう。

 

就寝中に歯を守ろう!マウスピースについて

2022年08月29日 更新

朝起きたとき、あごが疲れていることはありませんか?もしかしたら、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。歯ぎしりや食いしばりは、知らないうちに大切な歯に悪影響を及ぼします。歯を守るため、マウスピースを使ってみませんか?

歯ぎしりや食いしばりの被害には、様々なものがあります。例えば、自分で自分の歯をけずってしまうことです。歯が異常に摩耗してしまい、エナメル質や内側にある象牙質、時には神経がむき出しになってしまう可能性があります。象牙質や神経がむき出しになると、刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏、そして細菌が侵入しやすくなるため虫歯のリスクが高まってしまいます。

また、歯周病の悪化にもつながります。過剰な力は、歯を支えている歯根膜や歯槽骨などの周囲の組織に圧迫を加えるます。歯周病(歯周炎)の患者さんに、炎症による破壊に加えて過剰な力がかかることで、歯槽骨がより失われやすくなり、歯が揺さぶられて動いてしまうなど、症状が悪化しやすくなってしまいます。

他にも、かぶせ物やインプラントが壊れたり、歯が折れてしまうこともあります。歯ぎしりによる、歯の山になっている部分に引っ掛けるような強い力や、食いしばりの強い力が日常的に加わっていると、かぶせ物に焼き付いている白い材料が割れたり、かぶせ物自体が歯から外れてしまうこともあり、インプラントであれば、チタン製のインプラント体がポキリと折れてしまうこともあります。

歯以外にも、顎関節に過剰な圧力がかかり、顎関節症を発症することもあるのです。

歯ぎしり・食いしばりの原因として、現在もっとも有力視されているのがストレスです。その他には、睡眠の質や服用中の薬の影響、飲酒、禁煙なども関わっているとされています。有力視されている原因のストレスを減らすのが最も効果的な対処法のはずですが、生活を 急にがらりと変えるのはなかなか難しいことです。そこで、就寝時にマウスピース、ナイトガードを使って歯や顎に加わる過剰な力を減らす必要があります。歯科医院で患者さんの歯型ぴったりに製作するもので、就寝中に装着すると、歯や顎に加わる力の害を緩和することができます。

大切な歯を守り、受けた治療を長持ちさせるため、また、顎関節症を防ぐために、マウスピースの使用について歯科医院でご相談ください。

下がった歯ぐきを治すには?根面被覆について

2022年08月29日 更新

歯ぐきが下がって、歯の根元が見えてきたり、歯が長き見えるようになったり、歯と歯の間に隙間ができた、と悩んでいる方はいませんか?歯ぐきが下がると、それまで歯ぐきで隠れていた歯の根元(根面)の象牙質が露出してきます。見た目が気になるという問題だけでなく、露出した象牙質は冷たいものがシミやすくなる(知覚過敏)、歯みがきがしっかりできていないとむし歯になりやすくなる(根面う蝕)などといった問題が生じてきます。一度下がってしまった歯ぐきは、基本的には自然に戻ることはありません。ですが、歯ぐきと顎の状態によっては「根面被覆(根面カバー)」という外科治療で歯ぐきをもとの状態に近づけることができる場合があります。根面被覆とは、「歯の根面を覆う」治療です。部分的に下がってしまった歯ぐきに、別の場所から歯ぐきを採取してきたり、隣の歯ぐきから移動させてきたりして露出した根面を覆います。

根面被覆のメリットは、審美性の改善だけではありません。歯は、あごの骨(歯槽骨)とその上にある歯ぐきで支えられています。歯ぐきが下がって根面が露出しているということは、その分歯を支える組織が少なくなっているということです。その部分を移植した歯ぐきで覆うと、歯ぐきが厚くなり、その分歯ぐきの抵抗力が高まるのです。歯ぐきは歯の第一の防御機構。外からの刺激に対する一番初めの防波堤となるため、歯ぐきの抵抗力を高い状態をつくることは、歯をこれから長く維持して行くうえでも大切な処置です。

また、根面を覆うことは、知覚過敏の抑制にもつながります。歯ぐきが下がって象牙質がむき出しになると、象牙質に開いている目に見えないパイプ状の穴から歯の神経へも外部からの刺激が伝わり、知覚過敏が起こる可能性が高まります。

また、根面の象牙質が覆われることで、根面のむし歯(根面う蝕)の予防にもなります。象牙質は、エナメル質より酸に弱く、細菌の出す酸や飲食物の酸で溶けやすいのですが、歯ぐきを移植してカバーすることで、この影響を軽減できます。

根面被覆のメリットは多くあることが分かりましたが、そもそも歯ぐきが下がる原因は主に5つあります。あごの骨に対する歯の位置関係、歯ぐきやあごの骨が薄い、強い力での歯みがき、噛む力の激しさ、歯周病の5つです。歯ぐきが下がってしまったときにも、治療で元に近づける方法はあることが分かりましたが、まずは食いしばりを抑えたり、適切な歯みがきの仕方を身に着けて、歯ぐきが下がってしまう可能性を減らすことが大切です。

 

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written by 今本 裕紀

新庄小学校卒業 四天王寺中学高校卒業 大阪大学歯学部卒業 地元である奈良県葛城市に 医)侑芽会 いまもと歯科クリニック開業 「心からの笑顔を」をテーマに、皆様に愛される歯科医院を目指します。 日本歯周病学会歯周病認定医 日本インプラント学会所属 日本顕微鏡学会所属

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