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お口に効く!プロバイオティクス

2022年06月27日 更新

プロバイオティクスとは、腸などの最近のバランスを改善して私たちの体に、よい効果をもたらす生きた細菌のことで、ヨーグルトやキムチ、ぬか漬け、納豆などの発酵食品に含まれます。こうした食品を摂ることによって、私たちはプロバイオティクスの恩恵を受けてきました。善玉菌を摂ると、それが腸の中で働いて体調管理に役立つことが知られています。このプロバイオティクスお口にも効果的なことご存知でしょうか。じつはある種の乳酸菌を摂るとそれが虫歯や歯周病の予防に役立つことがわかってきているのです。

「感染症を防ぐ」「悪い細菌の勢いを抑える」と聞くと、皆さんはどんな方法を思い浮かべますか?おそらく抗生剤をのんで細菌をやっつける方法を思い浮かべるのではないでしょうか。感染症に対抗するとき現在の医療でもっとも一般的に用いられているのがこの抗生物質を使った治療です。抗生物質は、いまや私たちにとってなくてはならない重要な薬です。医療の歴史はこの薬の誕生によって大きく進化し支えられてきたといっても過言ではありません。しかし一方で、抗生物質の使い過ぎは私たちにとって非常にリスキーだということもわかってきました。細菌をやっつけようと強い薬を使ったがために、細菌が生き残りをかけて変異し、抗生物質のきかない非常に強い細菌になってしまうことがあるからです。このような耐性菌の問題は院内感染などのニュースでもときどき取り上げられますね。じつは抗生物質で細菌をやっつけて病気を治す方法はプロバイオティクスとは対極にあり、アンチプロバイオティクスと呼ばれます。プロバイオティクスとは元々、からだによい作用をする細菌のことを言います。最近では身体によい細菌を使って、人が細菌とおだやかに共生し、そのことによってからだによい効果を生もうという方法そのものを指す言葉としても使われています。私たちの体の中にはたくさんの細菌(微生物)がすんでいます。腸には約1000兆個、口の中には約1000億個がいますが、こうした細菌たちは常在菌といって常に私たちとともにある細菌です。こうした細菌を敵に回すのではなく味方につけて身体のなかで育て、外から入ってくる有害な細菌やウイルスから守ったり、からだの中で悪玉菌が増殖するのを抑えます。

甘いものを控えて、歯磨きも頑張っているのになぜか虫歯が出来る、歯周病の治療をしても回復が遅く再発しやすい。その原因はお口の中で善玉菌が減り、悪玉菌が優勢になって悪さをしているからかもしれません。そんな時はプロバイオティクスの力をかりて善玉菌と悪玉菌のバランスを改善しましょう。そしてもっとも大事なことは毎日欠かさず摂ることです。

これってどうして 治療あとの痛みや違和感

2022年05月30日 更新

今回は虫歯治療の後にシミる、神経治療のあとに痛みがでる。こういった治療後の不安について説明していきます。

まず、虫歯を削って詰めたのにまだシミるという経験はありますか。実は、虫歯菌に感染した象牙質を取り除いて詰めるには、象牙質を通る細い神経の末端も一緒に削り取らざるを得ないのです。また、細菌が神経へと入り込んでいる場合、生体が炎症を抑え込むまで軽い違和感があります。様子を見ているうちに症状が消えてしまうことがほとんどです。できる限り神経を保存して歯を長く使い続けるには歯科医師といっしょにしばらく様子を見ていきましょう。

また神経を取る治療に関して、治療する前はたいして痛くなかったのに、神経を取る治療をはじめたら痛みと腫れが起き不安に感じたことがありませんか。じつは、どんなに腕のいい専門医が治療しても約3%起きるという発作的な炎症で、しっかりのよい治療をするほど起きやすく、歯科医師の悩みの種となっているんです。

細菌感染を起こしてして死んでしまった神経を取り除く治療中に起きがちなこうした痛みを「フレアアップ」と呼んでいます。

神経が死んでいると、たとえ歯の内部や歯根の先に膿がたまって深刻な状態になっていても炎症が慢性化し自覚症状がないという患者さんは以外に多いものです。治療がはじまり予期しない痛みに患者さんは不安になってしまいます。でも、安心してください。フレアアップは一時的な炎症で、治療が失敗したわけではありません。腐食した神経を取り除き詰め物をして歯を使い続けるには、歯根の先までしっかりと器具を通して掃除する必要があります。しかし、そのことは同時に炎症箇所を刺激することによって、フレッシュな酸素を根の先に送り込むことになります。根の先で炎症を慢性化させ静かにしていた菌は、器具の刺激と酸素によって一気に活気づきます。増殖し、膿とガスを出して周囲を強く圧迫するために激しい痛みと腫れを引きおこすのです。こうした時は、抗生剤を飲んでいただき、治療途中の仮のふたを外して膿を出すなどと応急処置をします。すると数日で痛みと腫れが引きグッと楽になります。急激な痛みで驚かれるでしょうが、しっかりと歯科医師が対応いたしますので、最後まで治療を受けましょう。

治療した歯が再びむし歯に?二次う蝕の原因と予防

2022年05月23日 更新

治療をした歯がまたむし歯になってしまった、という経験はありませんか?このような、治療済みの歯に再びできてしまったむし歯を「二次う蝕(二次カリエス)」といいます。詰め物やかぶせ物などの下や周囲にできるため、せっかくしてある治療がダメになってしまったり、気がついたときにはひどく広がっていて抜歯が必要になってしまうこともある、やっかいなむし歯です。二次う蝕の原因と予防について知り、治療の繰り返しから抜け出しましょう。

 

二次う蝕は、古くなった詰め物やかぶせ物のまわりにできた小さな隙間に、細菌や細菌の出す酸が入り込み、歯のカルシウムが溶ける(脱灰)ことが原因で起こります。詰め物やかぶせ物の陰に隠れて進行するため、患者さん自身では気づきにくいのが特徴です。睡液の機能によって酸が中和され、睡液の中のカルシウムが十分に歯に取り込まれると歯は自然に修復されるのですが、細菌と酸が多くて唯液の修復作用では追いつかなくなると、脱灰が進んでしまうのです。

二次う蝕に対して、治療していない歯がむし歯になったものを「原発う蝕」と言います。 40代からシニア世代では「原発う蝕」の治療より「二次う蝕」、つまりやり直しの治療が断然多くなります。目立って増えてくるのが30〜40代以降で、若い頃に詰めてもらったものが、10数年経って詰め物と歯との継ぎ目などに劣化を起こし、そこに二次う触ができてしまいます。

詰め物の下にできた二次う蝕

では、どのような予防方法があるのでしょうか。 健康な歯のみならず、治療した歯を治療直後のよい状態で長持ちさせるには、むし歯になりにくい状態へとお口の中を変えていくことが大切です。せっかく治療しても、お口の中がむし歯になりやすい状態のままでは、しばらくたつと今度はデリケートな歯と修復物の継ぎ目周辺に新たなトラブルが起きます。 「治療をしたからもうこれで大丈夫」と油断せず、セルフケアの指導を受け、定期的にメインテナンスに通ってお口を清潔に保つことが必要です。必要な治療が終わった後は、その治療を長持ちさせて新たな治療が必要にならないよう、ずっと快適なお口でいるために定期的なメインテナンスをはじめましょう。

マウスピ-スについて

2022年05月16日 更新

朝起きたときあごがつかれていることありませんか?

もしかしたら就寝中に、歯ぎしりや食いしばりをしているのかもしれません。ぎりぎりという音で気づきやすい歯ぎしりに対して、ぐーっと強く噛む食いしばりは、音がしないため意外と気づいていない方が多いのです。知らないうちに大切な歯が痛んでしまったり、治療したところが壊れたりしては大変です!

無意識の強い力から歯を守るためナイトガードを使ってみませんか?神経をとってある歯は特に要注意です。強い力で歯が折れてしまうことがあります。

 

☆こんな痕跡があったら歯ぎしり、食いしばりをおそらくしています

このように舌に歯型がつく、歯の先端がすり減っている、あごの骨がコブのように隆起している、内側もコブのようなものができている。このような痕跡があるひとはナイトガードをお勧めします。

 

これが進行すると・・・

  • 過剰な摩耗とチップ…自分で自分の歯を擦り減ってしまい、象牙質神経がむき出しになってしまうと、刺激が伝わりやすくなるので知覚過敏になりやすく、その部位の虫歯リスクが上がります。力がかかりすぎてエナメル質に微細なひびが入ってかけてしまう。
  • 歯周病の悪化…歯を支えている歯根膜や歯槽骨などの周囲の組織が圧迫を受けます。それにより歯が揺さぶられ動いてしまうなど、症状の悪化につながります。
  • かぶせ物が壊れる、歯が割れる…神経をとっている歯は正常な歯よりもろく、過度な力がかかると中の土台がわれてしまうことも。
  • インプラントが壊れる…歯ぎしりなどで上部構造のレジンやセラミックが欠けてしまいます。
  • 顎関節…顎関節にかかわる過剰な圧力の為に顎関節症を発症することがあります。咬筋や側頭筋の疲労、力の衝撃や歯の咬耗によるかみ合わせの変化が原因の顎関節の痛み、関節円盤のズレなどが原因で起こります。

 

だからこそナイトガードを作ってみませんか?仕事や家事、さまざまなストレスでも歯に力がかかることもあります。無意識のうちにしてしまっていることをなるべく早い段階で予防してみましょう☆

穴の開かないむし歯

2022年05月09日 更新

「穴の開かないむし歯」というものをご存じですか?これは別名、「初期むしば」とも言って、よくあるむし歯のように黒かったり、穴が開いてないむし歯のことを言います。初期むし歯は自覚症状がないので、自分でも気づかないうちに進行していることもあります。

初期むし歯の主な特徴としては、穴が開いてない・つやがない白濁色または褐色・なめらかな手触り・しみる、痛いなどの症状がないなどが挙げられます。多くの人がむし歯のイメージで抱いている「痛い」、「黒い」という特徴がないため、とてもむし歯の一種とは思えませんが、これも立派なむし歯です。

 

歯の表面の白濁は、生まれつきのエナメル質の形成不全などが原因のこともあります。しかし、今までなかったところにいつの間にか白く濁った斑点ができたというのなら要注意。初期むし歯の可能性大です。初期むし歯が進行すると、やがてみなさんおなじみの「穴の開いたむし歯」になります。穴の開いていない初期むし歯の段階なら、早期に発見して対処できれば、見かけが元通りになる可能性もあります。

 

穴の開いたむし歯は、穴を塞ぐには詰め物をつめるしかありません。しかし初期むし歯は、“あるもの”を利用すれば、元の健全な歯の状態に戻せる可能性があるんです。そのあるものとは、歯磨き剤でおなじみの「フッ素」です。フッ素には、唾液中に存在すると、再石灰化のスピードを促進させる働きがあります。むし歯は脱灰のスピードが再石灰化のスピードを上回ることが原因ですので、フッ素で再石灰化のスピードが上がると、歯の結晶が修復されていきます。その際には、脱灰の原因となるプラークの除去、つまり歯磨きの仕方や、そもそもの食生活についても見直しが必要です。

 

初期むし歯の予防のポイントは、穴の開いたむし歯の予防と同じく、歯磨きの見直し・食生活の見直し・フッ素配合歯磨き剤の使用・メインテナンス(定期検診)です。初期むし歯か穴の開いたむし歯にならないように、しっかり予防をしましょう!

お口の潤いについ

2022年05月02日 更新

お口の潤いについて

年齢とともに知らず知らずに起きてくる、お口の中の唾液不足。

唾液不足になると、お口の中がパサパサしたり、虫歯が増えたり口臭が強くなったり…

お口の健康を守るには歯科の定期的メインテナンスが必要です。

唾液の分泌が減ってお口の中がパサついても「病気ではないから」と我慢している方いらっしゃるでしょう。唾液は「魔法の水」と呼ばれるほどお口の健康にとってすごく重要です。不足すると再石化作用や抗菌作用が十分に機能されません。お口がパサパサすることは唾液がたくさん分泌していた時と同じケアを続けているだけでは虫歯が発生したり、歯周病が進行しやすくなっているということ。ではどうすれば虫歯や歯周病からお口を守ることが出来るでしょうか。

まずは歯科医院で虫歯と歯周病を防ぐ歯磨きのスキルアップや歯磨き剤の効果的な使い方、食生活の改善などを個別指導してもらいましょう。定期的にお口の中のチェックとクリーニングを受け、虫歯や歯周病の原因であるプラークをしっかり取ってもらうことが大事です。

それと併行して重要なのが、唾液の分泌を増やす努力です。唾液の分泌が減るのは口周りの筋肉の運動不足や水分不足、生活習慣や持病の薬の影響などさまざまな原因が重なって起きていることがほとんどです。持病のお薬が唾液の分泌に影響してしまうケースは多々あります。たとえば高血圧の薬やアレルギーを抑える抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、睡眠薬などさまざまな持病のお薬が唾液の分泌を抑制してしまいます。とはいえ、唾液の分泌が減るからといって持病のお薬をいきなり止めるのは大変危険。お医者さんに相談し、唾液に影響しないお薬に変えてもらうのもなかなか難しい場合もあると思います。しかし、水分をこまめに摂ったり、コーヒーやお酒の飲みすぎを見直したり、お口のエクササイズをすることならすぐに始められます。唾液の分泌を妨げている原因を一つずつ減らして改善していきましょう。

お口のパサパサは病気ではないと多くの方が思いがちですが、その中に本当に病気が隠れていることもあるのです。たとえばシェーグレン症候群や血液の病気、糖尿病や腎臓病など唾液の分泌不足として現れることがあります。水分を摂ったり、舌や口周りの筋肉を動かしてもお口に潤いを感じられない、まったく改善されない場合は専門的な検査をしましょう。

神経をとってある歯の再治療とは

2022年03月01日 更新

神経をとった歯に炎症がおきることがあります。再治療の基本は神経を取る治療と同じく、感染した膿をかき出し、消毒、封をするの3つです。それなら困難さは変わらないだろうと思われがちですが、実際は大違いです。再治療には①細菌が歯の中で蔓延している②神経をとった治療ですでに歯が弱っている③硬い詰め物を取り除いてからの治療になる。という難問があるんです。まず、神経をとった歯は血液やリンパ液が流れておらず生体の防御機構が働きません。細菌は好き放題に暴れ、細くて発見しにくい根管もあります。それなら細部まで徹底的にかき出して綺麗にすればよいのですが神経をとった時にすでに負担がかかっていますのでおのずと歯の限界があります。しかも、奥までがっちりとつめているものがあるのでまずはこれを取り除かないといけません。なかには硬く石灰化しているケースもあり、歯をいためずに除去するには至難の業です。そのため、できる事をすべてやって最終の封をし治療を終えたあともっと重要となるのが「経過観察」です。治療後の経過は患者さんごとにちがい痛みが短期間で消え治癒される患者さんがいる一方で痛みが消えずさらなる処置が早く必要となる方、しばらく時間がたってから痛みがジワりと再発されるかたもなかにもおられるからです。こうした、根のなかの掃除を徹底しても治らない難症例の歯を炎症から救うさらなる奥の手が「根先切除術」とよばれる外科処置です。歯の外側からアプローチし、細菌の巣になっている根の先を切除して治します。

まず、炎症が残っている根の先近くの歯茎を切開します。そして骨に穴を開け、溜まっている膿を取り出し掃除します。細菌に汚染された根の先を切除して細菌を減らします。根の先の方から歯を消毒し管に栓をします。炎症が止まり骨が回復します。

根っこの治療は、患者さんにとってもずっと口を開けていなければならず、何度も通わないといけません。こうしたことにならないようにも、虫歯が小さいうちに治療を受けて歯を守っていきましょう。

また、神経をとって被せものが入ったからといってその歯が虫歯にならないわけではありません。被せ物を支えているのが自分の天然歯であることを忘れずにメンテナンスに通いましょう。

歯科から始めるザ・認知症予防

2022年02月28日 更新

歳をとったときに、なりたくない病気の筆頭と言えば認知症。「防げるものなら防ぎたい」と思っているかた、多いのでは。実は最新の研究結果から認知症の7割弱を占めるアルツハイマー型認知症の発症抑制には、歯周病の治療と予防メインテナンス、とくにプラークと歯石の除去が有効であると分かってきたのです。アルツハイマー型認知症で亡くなった方の脳内には、歯周病に最も関係する「Pg菌」が発見されており、「Pg菌」が起こす炎症によってアルツハイマー型認知症の原因物質が体内に増えること、その原因物質がPg菌を脳内へ誘導していることが明らかになっています。

歯周病を引き起こす細菌が、なぜ脳の病気と関係するのだろうと、疑問に思う方がいるかもしれません。でも、「歯周病ってどんな病気かな」と思い出せばきっと納得するかもしれません。歯周病は、歯周病原細菌が引き起こす感染症です。歯の隙間や歯周ポケットのプラークに棲む歯周病菌が、歯ぐきに炎症を起こすことはよく知られていますよね。それでは、歯周病菌が、なぜ歯の周りだけでなく脳の病気の原因になるのでしょう?

歯周病菌は、歯周病の炎症でできた歯ぐきの粘膜の破れ目を入口にして血流にのり、歯ぐきの内部はもちろん、からだにも自由に入り込んでいるのです。長い間歯周ポケットの間に溜まったプラークや歯石を掃除しないと、歯周病菌にとって居心地のいい棲家になってしまいます。なかでもアルツハイマー型認知症の原因物質の増加に関与するPg菌は、腫れた歯ぐきからの浸出液や血液が大好物で、放っておくと、まるでPg菌にエサを与えて培養しているような状態になります。

歯周病は痛みの出にくい病気です。歯ぐきが腫れ、歯磨きした時に歯ブラシに血がついても、ほとんどの場合は痛みを感じないのでつい放置してしまう人が多いようです。毎日の丁寧な歯磨きはもちろん大切ですが、歯周ポケットの奥に溜まったPg菌の隠れ棲むプラークやプラークまみれの歯石は歯磨きで取り除くことはできません。定期検診でお口の中の慢性炎症を止め、「スローブレインエイジング」に努めましょう。

噛めるお口で減らす糖と脂肪

2022年02月28日 更新

奥歯を失ってしまうと、しっかり噛めないためにニガテな食材が増えていきます。治療せずに奥歯のないままでいると自分では特に意識していないのに、いつのまにか食の好みが変わってやわらかいものが増え、糖質過多の食事に陥ってブドウ糖の摂取量が増えやすいです。歯科治療で噛めるお口を回復し、今の食生活を見直して病気の発症や重度化を未然に防ぎましょう。

奥歯を失うと咀嚼機能が低下し、柔らかくて食べやすいもの簡単に満足感を得られるものについ手が伸びやすくなります。例えばうどんやラーメンの麺類はすすって流し込めるので噛めないとゆうストレスを感じずにすみます。カレーライスも同様手軽に満足感が得られます。その結果しっかり食事はとれているという自己評価になりがちです。こうした嚙めなくても食べられる食事はじつはカロリーオーバーを引き起こしやすいのと、筋肉量の維持に必要な動物性たんぱく質や、老化を防ぎ体調を整える抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが乏しく、深刻な栄養不足を引き起こしやすいです。

奥歯を失うと次第に食べにくくなる代表が「肉と野菜」です。奥歯を失ってよく噛めない状態は本来とても強いストレスを生みます。その結果ストレスを感じずに食べられるやわらかい食事を好むようになり糖質過多、低タンパク質、低ビタミン、低ミネラルに陥ってしまう人はとても多いのです。

奥歯にインプラントや入れ歯があると、以前と同じようによく噛めるお口が戻ってきます。しかし噛めるようになると急激な体重の増加が起きます。奥歯がない間に身についた食生活はなかなか頑固で意識して改善しないと変わらないものです。

また噛まずに食べる癖がついていると、意識的に噛もうとしないと流し込み食べも治りません。そのため歯が入って食が進む分、過食になりやすく肥満を招きやすいのです。肉や野菜もバランスよくたべ、健康的に体重と体組成のコントロールをしていきましょう。知らずに定着した食の好みや食習慣は自分で気づいて改善するのはとても難しいです。治療が終わってよく噛めるようになったらそれまでの食生活を見直すために、歯科医院や職場の栄養相談などを利用して体にいい食生活に戻していきましょう。

お口の老化サイン

2022年02月21日 更新

最近、「むせや咳ばらいが増えた」「食べ物が呑み込みづらい」「歯科診療中にお口に水をためられずにむせた」そんな経験ないですか?

加齢とともに進行するお口の老化は、食べづらくなる、飲み込みづらくなるだけでなく、死すら招きうる窒息や誤嚥性肺炎のリスクとなります。お口の老化を予防するには、まずは「お口の老化のサイン」に気づくことが大事。そして、低下したお口の機能を改善するためのエクササイズにトライしましょう!

 

しかし、お口の老化はなぜ怖いのか。お口の機能が低下していくと、窒息やむせ、誤嚥性肺炎のリスクが非常に高まります。「むせは確かに苦しいけど、何が怖いの?」と思われるかもしれません。しかし、気管に入った異物を吐き戻すむせという行為は、体にとても負担をかけます。若いうちは何ともなくても、お年を召した方には思わぬダメージとなります。また、むせができているうちはいいのですが、お口の機能低下が進むとむせて吐き戻す力が弱くなり、窒息の危険が高まります。

誤嚥性肺炎は、唾液に含まれる細菌が誤って肺に入って増殖し、炎症(肺炎)を引き起こす病気なのです。なので下記のチェックリストに心当たりある方は注意が必要です。

そこでお口の機能をアップするエクササイズをすこしだけお伝えします。

  • 唾液の分泌を促す唾液腺マッサージ

唾液腺とは唾液(つば)を作る組織の事です。お口の中には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあります。ここを刺激することで唾液がでやすくなり、お口の自浄作用が働き、会話がしやすくなったり、お口の周りの筋肉がほぐれます。なのでお口が渇くとむせやせきにつながるので、食事前などにしてもらうのがおすすめです!

3つのうちしやすいところを繰り返すだけでオッケー。唾液が出にくいと思う方は梅干しやレモンすっぱいものを思い浮かべると唾液が出やすくなります。

  • くちびると舌を鍛えるベロ回し

・舌の根元の筋肉が鍛えられ、食べ物をのどに送り込む力が上がります。

・舌やくちびるの筋肉がつき、舌や頬を噛みにくくなります。

・お口周りの筋肉が引きしまり、ほうれいせんが改善されます。

・唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促されます。

ベロ回しは唾液だけでなく、筋の向上にもつながるので小顔効果にもなります。大きく大きく回すことがポイントです

時間が空いた時などにぜひみなさんやってみてください☆

 

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written by 今本 裕紀

新庄小学校卒業 四天王寺中学高校卒業 大阪大学歯学部卒業 地元である奈良県葛城市に 医)侑芽会 いまもと歯科クリニック開業 「心からの笑顔を」をテーマに、皆様に愛される歯科医院を目指します。 日本歯周病学会歯周病認定医 日本インプラント学会所属 日本顕微鏡学会所属

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